タイル外壁に塗装する・塗るメリットや選ぶ塗料の注意点を紹介!
タイル外壁は、通常、塗装を施さなくても耐久性に問題はありませんが、これは塗装が必要ないということではありません。では、いつタイル外壁を塗装する必要があるのでしょうか。
本記事では、タイル外壁の塗装の理由やメリット、使う塗料の注意点、費用、塗装時の留意点などについて解説していきます。
目次
タイル外壁へ塗装を行うメリット
タイル外壁は基本的に塗装が必要ないとされますが、では、なぜタイル外壁を塗装することが良いのでしょうか。
以下では、タイル外壁の塗装による主なメリットをご紹介します。
メリット❶ 外壁の保護
タイル外壁の塗装により、目地を保護することができます。特に、タイルの目地は劣化しやすいため、塗装によって目地を保護することは、その耐久性を向上させる有益な手段です。
メリット❷ 美しい外観の維持
タイルの塗装により、色褪せや汚れなどの劣化を防ぎます。これにより、外壁が美しさを保ち、タイル自体の耐久性が向上し、より長期間にわたって美しい外観を維持することができます。
タイル外壁塗装の相場は?
タイル外壁の塗装にかかる費用は、一般的に30坪(約120平方メートル)ほどの住宅では、おおよそ70万円から100万円程度が目安とされています。
ただし、使用する塗料や現場の状況によって費用は異なりますので、詳細な見積もりは専門業者に依頼して確認が必要です。
一般的に使用される塗料の価格目安は、アクリル塗料が1平方メートルあたり1,000円から2,000円程度、ウレタン塗料が1,500円から2,500円程度、シリコン塗料が2,000円から3,500円程度、そしてフッ素塗料が3,500円から5,000円程度となっています。
相見積もりがおすすめ!
タイル塗装の費用は、使用する塗料や現場の状況によって異なります。さらに、業者によっては養生などの諸経費も大きく異なることがあります。そのため、事前に複数の業者から見積もりを取り、内容をしっかり確認することが重要です。
複数の業者から見積もりを取得し、それらを比較検討することで、適正な価格を把握することができます。
外壁タイルの塗装の注意点をご紹介!
外壁タイルの塗装には、いくつかの重要なポイントがあります。施工前にこれらを確認しておくことが大切です。
専用の塗料を選ぼう!
まず、専用の塗料を選ぶことが必要です。適切でない塗料を選択すると、タイルとの密着性が損なわれ、剥がれやすくなるなどの問題が生じる可能性があります。
最悪の場合、外壁の寿命が短くなることさえあります。塗料を選ぶ際には、塗料メーカーが指定する適用下地を確認し、自宅のタイルに適した塗料を選ぶようにしましょう。
適用下地は一般的にカタログなどに記載されており、簡単に確認できます。業者に依頼する場合でも、見積もりが届いたら塗料を注意深く確認し、タイルに適したものかどうかを確認しておくことが重要です。
風合いを損ねたくない場合は?
また、タイルの持つ個性的な風合いを損なわずに塗装したい場合は、色付きの塗料ではなく、無色透明のクリア塗装を使用することを検討しましょう。
クリア塗装なら、塗料の剥がれが目立ちにくく、定期的なメンテナンスの必要性も低減されます。
近年では、防水や撥水機能が備わった塗料もあり、タイルの質感を損なうことなく汚れや劣化を防止することができます。被害が生じた後ではなく、事前に適切な対策を講じることで、美しいタイルを長期間保つことができます。
「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。