ネオシールドプレミアムって何?特徴を紹介!外壁塗装の塗料についても解説

ネオシールドプレミアムってどんな塗料?

 アステックのネオシールドプレミアムは、アステックペイントジャパンが提供する高性能な塗料の一つです。

この塗料は、特に耐久性と防水性に優れており、建物の外壁や屋根などの保護に使用されます。

アステックペイントは「100年ペイント」と称され、その名の通り「家屋を100年守り続ける」という信念のもとで作られています。家屋が劣化する主要な原因は、雨水と太陽光です。

アステックペイントは、他の塗料にはない優れた伸縮性を持っており、これによりヒビ割れ(ヘアクラック)や剥がれが起こりにくくなっています。これによって、雨水の浸入を長期間防ぎます。また、太陽光、特に紫外線に対して非常に強く、その分子構造を長期間維持するため、色褪せやチョーキング現象が起こりにくい特性を持っています。

さらに、複数の遮熱素材が配合されており、冷暖房効率を高める経済性も兼ね備えています。これにより、居住空間の快適さが向上し、エネルギーコストの削減にも寄与します。

外壁塗装の塗料って何がいいの?

 外壁塗装に使用される塗料は、その中に含まれる樹脂成分の違いによって異なるグレードに分けられています。それぞれの塗料には特徴、機能、価格があり、それに伴って耐用年数も異なります。

この記事では、多くの種類の外壁塗装用塗料とそれらの特徴について詳しく説明します。さらに、工事の費用対効果を考慮しながら、どの塗料を選ぶべきかについても解説します。

❶アクリル樹脂系塗料

 アクリル樹脂系塗料は、通常最も安価な選択肢になります。ただし、汚れが付きやすく、耐久性が低い(耐久年数も短い)、紫外線に弱く、湿気を通しやすいといった特徴があります。そのため、本来的には外壁や屋根の塗装には適していません。

現在は、より高性能でコスト効率の良い塗料が多く市場に出ており、外壁塗装においてはアクリル塗料はあまり使用されなくなっています。ただし、家を建て替える予定があり、長期間の耐久性を求めない場合や、屋外の簡易な小屋を塗り替える際など、特定の状況下ではアクリル塗料の使用を考えることもできます。

❷ウレタン樹脂系塗料

 ウレタン塗料はアクリル系塗料に比べるとやや紫外線に強く、そのため耐用年数もわずかに長いです。また、この塗料は柔軟性が高く、外壁にしっかりと密着します。そのため、鉄部や木部などさまざまな素材に適しており、雨樋や雨戸などの細部の凹凸が多い付帯部の塗装にも適しています。

以前は、戸建て住宅の外壁塗装において、ウレタン塗料が一般的でした。しかし、最近では「シリコン系塗料」というウレタン塗料よりも高性能な選択肢が広まり、その結果、価格が下がってきたため、多くの人々がシリコン塗料を選ぶ傾向にあります。そのため、ウレタン塗料を外壁に塗装するケースは非常に少なくなっています。

❸シリコン樹脂系塗料

 シリコン樹脂系塗料は、優れた耐汚性と優れた耐候性を備えており、これらの特性により、現在では戸建て住宅の外壁塗装において最も一般的に使用されている塗料となっています。その耐用年数は非常に長く、通常では10〜15年にわたります。

この種の塗料は、厳密にはアクリルにシリコンを配合した成分で構成されており、「アクリルシリコン」とも呼ばれています。ただし、多くの塗料メーカーや外壁塗装業者は、混同を避けるために「シリコン樹脂塗料」または「シリコン系塗料」という表現を用いています。

❹ラジカル制御塗料

「ラジカル制御型塗料」という新しい塗料カテゴリーは、2010年代に登場し、シリコン塗料やフッ素塗料と比較して、優れた特性を持ちつつも、コスト面でお求めやすいという点で注目を浴びています。この塗料は、耐久性に優れており、一般的に人気の高いシリコン塗料よりも耐久年数が長く、最も高価なフッ素塗料に比べて経済的です。

ラジカル塗料は、酸化チタンから生まれるラジカルを効果的に捉え、塗料の構造に包み込む設計となっています。この特性により、紫外線の影響を受けても塗料にダメージを与えず、樹脂の耐久性を長期間にわたり維持することができます。

❺フッ素樹脂系塗料

 フッ素塗料は、外壁の塗料の中でも最も長寿命で、15~20年もの耐久性を誇る素材です。その高い性能から、高層ビルなどでも広く使用されているハイグレード塗料です。

フッ素塗料は一度の施工においては費用が高く感じられるかもしれませんが、その耐用年数を考慮すると、他の塗料に比べて経済的です。15~20年もの間、再塗装の必要がないため、コスト面でもお得な選択と言えるでしょう。

ただし、施工によっては問題が生じることがあります。施工業者の技術が不十分な場合、高性能な塗料であってもすぐにはがれてしまうことがあるため、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。

❻光触媒塗料

 光触媒塗料は、セルフクリーニングの機能を備えた特別な塗料です。光触媒塗料は、外壁に汚れが付着しにくく、塗料自体の耐久性も非常に高いため、長期間にわたり美観を保つことができます。

光触媒塗料は、塗装すると表面に酸化チタンの薄い層を形成します。この層は紫外線に反応し、汚れを分解する能力を持っています。さらに、この塗料は「親水性」という性質を持っており、水と非常によく結びつく特徴があります。そのため、外壁に汚れが付着してしまっても、雨水が隙間に入り込み、分解された汚れを浮かせて排除するのに役立ちます。これにより、外壁は清潔で美しい状態を保ち続けることができるのです。

まずはシリコン塗料を検討しましょう!

 塗料の選択肢が多く、どれを選ぶべきか迷った際には、まずシリコン塗料に関する見積もりを取ってみることをおすすめします。その後、「予算を抑えたい場合にはウレタン塗料」、または「少し余裕のある予算であればフッ素塗料」といった順番で、別々の見積もりを依頼してみることが良いでしょう。予算計画において、コストパフォーマンスに優れているシリコン塗料を基準にすることがおすすめです。

シリコン塗料はさまざまなメーカーから提供されており、同じシリコン塗料でも金属に塗装できるものとそうでないもの、セラミックが配合されたもの、伸縮性のある弾性タイプなど、多様なバリエーションが存在します。適切な塗料選びは、住宅の場所や地域の気候条件(日照、湿度、降水量など)、予算などに大きく影響されるため、自宅の外壁の状態に最適な塗料を見つけるために、塗装業者に現地調査を依頼し、専門家のアドバイスを受けることが最も効果的です。

埼玉で塗装工事をする前に知っておきたいこと

埼玉県で外壁塗装や屋根塗装を検討する前に、業者に依頼する上で基礎知識を知っておく必要があります。

なぜなら、これらの塗装作業はこの先10年以上のマイホームに影響してきますので、業者選びは特に慎重に行う必要があります。

外壁塗装・屋根塗装の耐用年数はどれくらい?

外壁塗装や屋根塗装の耐用年数は、材質や塗料によって異なると言われていますが、一般的には10~15年ほどです。ただし、これは平均的な年数であり、実際には住宅の環境や塗料の種類によって耐用年数が変わってきますので、外壁や屋根の劣化状況を考慮し、塗装工事のタイミングを決めることが重要です。

ご自宅の外壁や屋根の劣化状況に合わせて工事を行うことをおすすめします。

早めの塗装が重要

外壁や屋根の劣化症状は、軽度なものであれば塗装で修復できます。しかしそのまま放置してしまうと、症状が進行し、外壁材や屋根材を全面的に交換する大がかりな修復が必要になるかもしれません。

もちろん、症状が進行すればするほど、修復にかかる費用もどんどん高額になっていきます。

見た目では分からない場合でも、劣化は進行している可能性があるため、定期的なメンテナンスをしておくことが、結果的に費用を抑えることに繋がります。

悪徳業者やトラブルに巻き込まれるリスクにもご注意!

外壁塗装や屋根塗装の施工不良は、なんともタチが悪い問題です。一般的に、その欠陥が明らかになるのは施工後2~3年経ってから。つまり、施工直後に品質を判断するのは至難の業なのです。

悪徳業者の場合、下塗りなど本来必要な工程を省いて施工費を浮かそうとするのがよくある手口になります。

さらに、悪質ではありませんが技術不足などの理由で、本来の耐用年数よりも短期間で劣化が進むことも考えられます。

そのような事態に備えるためには、万一の際の保証が手厚い業者をを選ぶことが重要です。

埼玉県の塗装業者事情

ここまでは、埼玉に限らず外壁塗装・屋根塗装で一般的にいえる基礎知識についてご案内してきました。

ここからは埼玉の塗装工事事情に焦点を絞り、その具体的な特徴やポイントについて解説していきます!

埼玉県の気候・外壁塗装

外壁塗装や屋根塗装は、その日の気温や湿度の影響を大きく受けます。

気温や湿度によっては、外壁塗装を行うことができない場合もあります。

一般に以下のような条件下では、外壁塗装や屋根塗装を行うことはできないとされています。

・気温が5℃以下または35℃以上

・湿度が85%以上(雨の日も不可)

・強風の場合

埼玉の気候は比較的温暖で、冬にはほとんど降雪がありません。つまり、塗装作業が制限される季節はほとんどありません。

ただし、夏の暑さがピークとなる8月は、温度や湿度が高いことがあり、十分な乾燥ができず、施工不良のリスクが高まる可能性があります。そのため、この時期の塗装は避けた方が良いでしょう。

また、雨が降ると塗装作業は行えませんので、梅雨の時期の施工にも注意が必要です。

「優良塗装業者」を選ぶためには?

塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。

大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。

そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。

保証やアフターフォローが充実している

万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。

目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者

依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

スタッフの技術力が十分にある業者

スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。

実績のある塗装業者

実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。

もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。

悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。