外壁塗装の塗装期間はどれくらい?最適な時期も紹介!川口・戸田・蕨・草加エリア
目次
外壁塗装の塗装期間はどれくらい?
塗装工事は、足場の設置からスタートし、足場の撤去と引き渡しで完了します。
全体的に見て、10の主要な工程があり、通常の工事期間は戸建て住宅では約10日から14日程度です。プロの塗装業者であれば、作業スケジュールを詳細に計画し、提供してくれるでしょう。
ただし、外壁が大きく劣化していたり、天候が悪化している場合などは、計画通りに工事が進行することが保証されているわけではありません。そのため、予期せぬ遅延に備えて、工事の延期を考慮しておくことが大切です。
ここではそれぞれの手順を一つ一つ解説いたします。
【1日目】足場設置&飛散防止シートの設置
2階以上の建物に外壁塗装や屋根塗装を施す場合、足場の設置が必要です。足場は建物の周囲を覆うように設け、単管などを使用して組み立てます。この段階ではまだ本格的な作業が行われていないため、窓を自由に開け閉めすることができますが、足場の組み立てには一時的に大きな音が発生することを覚えておきましょう。
また、塗料や洗浄液が周囲に飛散しないように、飛散防止シートを設置します。
【2日目】高圧洗浄を実施
塗装作業の前に、高圧洗浄機を用いて外壁や屋根の表面から汚れを徹底的に洗い落とします。この工程は欠かせないもので、なぜなら汚れが残ったままだと塗膜が適切に付着せず、その結果、色むらや塗装の剥がれなどが発生する可能性が高まるからです。
洗浄中は建物内に水が入り込むため、窓や玄関を開けたり、洗濯物を干すことはできません。
また次のステップに進む前に完全に乾燥させる必要があります。
最短でも1日から2日程度は乾燥に充分な時間を確保することが必要です。この待ち時間を無視して次の工程に進むと、外壁に水分が残ったまま塗装することになり、それが下地に悪影響を及ぼし、塗膜の膨れや気泡の発生を招く可能性があります。
【3日目】下地処理&養生作業
下地処理の段階では、既存の外壁に見られる劣化箇所を丁寧に補修します。具体的な作業には、サビを取り除く作業や、コーキング(目地)の打ち替え・増し、崩れた箇所のパテ埋めなどが含まれます。
下地処理は非常に重要な工程であり、これを怠ると内部への侵食が進行したり、塗膜表面に悪影響を及ぼす可能性があります。したがって、十分な下地処理を行うことは不可欠です。
下地処理が完了したら、塗装を行わない部分に塗料が飛散しないように、適切な養生作業を行います。主に窓、玄関ドア、玄関タイル、庭木などの場所に養生を行います。養生作業にはマスキングテープ、ビニールシート、養生シートなどが使用されます。
【4〜7日目】塗装作業
外壁や屋根の塗装工事は、通常3日以上にわたって段階的に進行します。塗装のプロセスは、「下塗り→中塗り→上塗り」という3つのステップで構成され、各ステップ終了後には4時間から1日以上の乾燥時間が必要です。
中塗りや上塗りを急いで行わず、しっかりと乾燥させないと、下地に含まれた水分の影響で施工品質が低下する可能性があるため、乾燥時間を適切に確保することが非常に重要になります。
【8日目】チェック作業
塗料の3回塗りが完了し、しっかりと乾燥したら、養生を取り外します。そして、仕上がりを注意深く点検します。
家主も一緒に確認し、塗り残しや不均一な箇所を指摘して修正をお願いしましょう。この時納得いくまで、細部まで確認することが大切です。
この段階で問題を見落とすと、再び足場を組む必要が生じ、追加料金が発生する場合があります。
【9日目】足場の解体
作業内容に問題がないことを確認し、同意をすると、足場が撤去されます。
家全体の外観を注意深く確認できるようになるので、再度注意を払って点検しましょう。昼間と夜間では光の当たり方が異なるため、時間を分けて2回にわたって点検することをおすすめします。
また使用した塗料缶や、養生道具などの道具の清掃と撤去も始まります。
【10日目】引き渡し
これで、塗装工事はすべて完了しました。あとは施工主が最終仕上げに納得し、正式に引き渡すだけの段階です。またアフターケアや、定期点検などのサービスが提供されている場合は、今後のスケジュールについても確認しましょう。
工事が完了した後には、近隣の住民に改めて挨拶することをおすすめします。
この際、塗料の飛散などに関する問題が発生していないかを念のために確認することが大切です。
外壁塗装に最適な時期(季節)は?
外壁塗装に適した季節は春ですが、梅雨や台風が頻繁に襲う地域では、雪が積もらない場所であれば、春が最適な選択と言えます。ただし、業者によっては、最適な季節について異なる意見が存在します。地域によっては、塗装には不向きとされる「冬」を最適な時期とみなす会社も存在することを覚えておくべきです。
本記事では春夏秋冬のメリットとデメリットを解説いたします。
「春」に塗装するメリット・デメリット
春に外壁塗装を選ぶメリットは、穏やかな気候が魅力的です。寒さや暑さが過度ではなく、雨も少ないため、外壁塗装に最適な季節と言えます。
一方、春に外壁塗装を行う際のデメリットは、寒冷地域では雪が降ることがあることです。気温が5℃未満に下がることもあり、寒冷地域では3月でも氷点下に達することが考えられます。そのため、寒冷地域の場合は、早くても4月以降に外壁塗装を計画することをおすすめします。
「夏」に塗装するメリット・デメリット
夏に外壁塗装を行うことには、いくつかのメリットがあります。その中で、最も重要なのは高気温の時期であるため、塗料が素早く乾燥することです。高温と乾燥は、塗料が外壁材に確実に密着するために欠かせない条件です。
一方で、夏に外壁塗装を行う際の注意点として、梅雨の季節が挙げられます。梅雨の時期は雨が多く、湿度が高いため、外壁塗装には不向きです。しかし、梅雨の時期を避けて夏に計画すれば、夏は外壁塗装に理想的な季節と言えるでしょう。
また、気温が35℃を超えるような状態で屋根塗装を行う場合、下地の温度が非常に高いため、塗料に気泡が生じないように注意が必要です。特に、金属屋根の場合は熱を保持しやすいため、気温が30℃でも慎重な塗り方が求められます。
「秋」に塗装するメリット・デメリット
秋に外壁塗装を行うメリットは、気温が適度でありながらしっかりとした条件が整っていることです。基本的に、春と同様の気候条件が秋にも続くため、特定の時期を除けば外壁塗装に適しています。
秋に外壁塗装を行う際のデメリットは、台風の可能性があることです。台風の心配がない地域では、秋は外壁塗装に最適な季節と言えるでしょう。ただし、寒冷地域では11月に雪が降り始めることがあるため、気温が5℃を下回らない10月の前半までに外壁塗装を完了させることが望ましいです。
「冬」に塗装するメリット・デメリット
冬に外壁塗装を行う際のメリットは、空気が乾燥しているという点です。空気が乾燥していると、塗料が迅速に乾燥しやすくなります。そのため、一部の業者は冬が外壁塗装に最適な季節であると考えています。
一方、冬に外壁塗装を行う際のデメリットは、気温が非常に低いことです。日本のほとんどの地域では冬に気温が摂氏5度を下回ります。特に寒冷地域では降雪も多いため、塗料の乾燥が不良にならないようにするためには真冬の工事を避けるべきです。
「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。