虫が寄ってくる外壁塗装の色がある!対策方法もご紹介
多くの方が外壁の色を選ぶ際に、「虫が寄り付きにくい色で塗装したい」と考えるのではないでしょうか。
色によって虫が寄り付きやすいものとそうでないものがありますし、一部の塗料には防虫効果があるものもあります。
この記事では、虫が寄り付きやすい色や外壁に適した色について説明し、おすすめの色を紹介します。また、防虫塗料やその他の予防策についても触れていますので、合わせてご確認ください。
目次
虫が寄り付きやすい色って何?
基本的には以下のような色は、虫が寄り付きやすいとされています。
・黄色
・緑
・オレンジ
など
これらは花などの植物や花粉によく見られる色なので、ハッキリ認識して好む虫が多いのです。
また虫は紫外線に反応すると言われているため、紫外線を反射しやすい色にも集まりやすいです。蛍光灯などは紫外線を放出しているので虫が集まってくるというわけですね。紫外線を反射しやすい色は以下の通りです。
・白
・黄色
・青
など
虫が寄りにくい外壁塗装におすすめの色は?
逆に紫外線を反射しにくい(虫に好かれにくい)色にはこういったものがあります。
・黒
・グレー
・ブラウン
など
以上をまとめると、虫が寄り付きにくい外壁にしたい場合は「虫が認識できず紫外線を反射しにくい色」を採用するのがおすすめ。
具体的にはグレーやブラウンなどのベーシックかつやや暗めで落ち着いた色が、防虫効果のある塗装として適しています。
全ての虫を寄せ付けない完璧な色は存在しない!
「外壁の色を工夫すれば全ての虫が寄り付きにくくなる」ということはありません。
虫が好む色はその種類によって異なります。
例えば、蝶や蜂など花に集まる虫は花粉の色である「黄色」を鮮明に認識し、カブトムシのような甲虫は「白のみ」を識別することが可能です。
逆に蜂は「白黒」しか見ることができず、黒い色のものに攻撃的になるとされています。
そのため、特定の色を避けることが無難であるという理解を深めることが重要です。
防虫塗料を使うのがおすすめ!
防虫塗料の利用をおすすめします。
「できる限り虫が寄り付かないようにしたい」「虫が集まるのは避けたいけど、白や黄色を使いたい」とお考えでしたら、防虫塗料を選択することが良いといえます。
防虫塗料を外壁に塗ることで、塗装の色に関係なく虫除け効果を高めることが可能です。
一般的に知られる防虫塗料としては、関西ペイントの「アレスムシヨケクリーン」という塗料があります。
この塗料は蜂やクモ、カメムシなど多くの虫に効果があります。また、乾くと無色透明になるため、さまざまな色の外壁に対応できるというメリットがあります。
更に、人間やペットへの毒性も低いので、健康面でも安心して使用できます。
さらに、グレーやブラウンのように、もともと虫を寄せ付けにくい色と組み合わせて使うのも良いアイデアだと考えられます。
サンドペーパーの利用もおすすめ!
どんなに対策をしても、時には虫が付着することがあります。外壁に虫が付着し、黒い斑点ができてしまった場合、一つの解決策として「サンドペーパー」と呼ばれる紙やすりを使用することがおすすめです。
サンドペーパーは、主に外壁の表面に生じたサビや不要な塗膜を除去するために使用されますが、虫が付着した箇所を優しくこすることで、汚れを落とす効果が期待できます。
このようなサンドペーパーは、100円ショップなどで手に入れることができますので、1つ持っておくと便利です。
黒い色などは虫対策には良いが注意も必要!
黒い外壁は高級感のあるモダンな色として人気があります。虫が集まりやすいという印象がありますが、実はグレーやブラウンと同様に、黒も紫外線を反射しにくい色の一つです。そのため、虫を寄せ付けにくい外壁の選択肢に加えることができる色です。
ただし、黒は熱を吸収する性質があるため、壁の断熱構造が弱い場合、室内の温度上昇につながる可能性があります。防虫対策を施しても、室内環境が悪化してしまうのは望ましくありません。
黒はあくまで一例ですが、外壁の色で防虫対策をする場合は、他の機能面とのバランスもよく考慮する必要があります。
外壁の色を選ぶ際は、自身だけでなく塗装業者にも相談してみましょう。あなたの希望である「できれば虫が寄り付きにくい家にしたい」と伝えれば、色や塗料について一緒に検討してくれるはずです。
「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。