外壁塗装が色ムラになる原因や直し方を解説!川口・戸田・蕨・草加エリア
外壁塗装における色ムラは、施工後によく発生する問題の一つです。
塗装工事は手作業で行われるため、信頼できる業者であっても、塗り残しが完全に防げるわけではありません。
また、気温や湿度などのさまざまな要因が、色ムラを引き起こす可能性があります。
ここでは、外壁塗装における色ムラの原因と直し方について説明しています。
目次
補修が必要な色ムラは?
色ムラには、光の当たり方や見る角度によって生じるものと、施工不良によるものの2つのタイプがあります。
日差しの強さや光の加減、外壁を観察する角度によって、色ムラが見られる場合は、通常はローラーや刷毛による塗布のムラが考えられます。
しかしながら、このような場合は塗膜の性能に大きな影響を及ぼすことはありませんので、耐久性には支障がなく、特に補修の必要はありません。
しかし、同じ壁面において色の濃淡が明らかに異なる場合は、施工不良の可能性が高いです。
これは美観だけでなく、塗料の本来の防水機能にも影響を及ぼし、耐久性に悪影響を与える可能性があります。
そのため、明らかな色ムラが確認された場合には、補修が必要です。
色ムラの原因について
色ムラ、つまり塗装が一様ではなく、部分的にまだらに見えてしまう現象は、塗膜の性能が十分に発揮されない場合もあり、注意が必要です。
下塗りの不十分な処理
下塗りには、下地の凹凸を均一に整え、塗料の密着性を高めたり、上塗り材が下地に吸収されるのを防ぐ役割があります。そのため、下塗りを怠ってしまうと、上塗り材が下地に吸収されて色ムラが発生することがあります。
また、適切な下塗りを行っていても、職人が壁の状態を適切に判断できず、下地の吸収が不十分な状態で塗装を行うと、同様に色ムラが生じます。
塗料の適切な乾燥時間を守らなかった
綺麗な仕上がりを得るためには、塗料の適切な乾燥時間を厳守することが重要です。塗料の乾燥時間は、メーカーがそれぞれの製品について湿度や気温などを考慮し定めています。
基本的には、塗装が完了してから3〜4時間以上は乾燥させる必要があります。十分な乾燥時間を確保せずに作業を進めると、上塗り材が適切に接着されず、色ムラが生じやすくなります。
また、塗料を塗る工程だけでなく、高圧洗浄後や雨や雪で外壁が濡れた場合も、十分に乾燥させなければ、施工不良による色ムラが生じる可能性があります。
塗料の規定を守らずに作業を行う
塗料メーカーは各製品について細かな取扱規程を定めています。丁寧な塗装作業でも、これらの規定を守らずに作業を行うと、色ムラや施工不良に繋がる可能性があります。
塗装業者の技術不足
塗装工事は職人が手作業で行います。適切な道具の選択や塗装面の処理方法は重要ですが、職人の技術が不足していると、状況に応じた適切な判断が難しくなります。刷毛の使い方やスプレーの距離など、技量が求められます。
そのため、職人の技術力は仕上がりに大きく影響します。
色ムラの直し方は?
色ムラの補修には、通常再塗装が必要です。一般的には、工事完了後には業者と共に最終確認を行い、塗り残しや色ムラがある場合には修正作業を行います。
ただし、色ムラは施工後に2〜3年が経過した後に発生するケースもあります。この場合、再塗装の範囲や足場の必要性に応じて費用が変動しますが、保証期間内であれば施工業者が無償で補修を行います。
ただ、色ムラの程度は個々の主観に左右されるため、補修の必要性に関して施主と施工業者の間で意見の相違が生じやすく、トラブルに発展する可能性があることに留意する必要があります。
外壁塗装の保証にはどんな種類がある?
外壁塗装の保証には、「製品保証」・「施工保証」・「メーカー保証」の3種類があります。
製品保証
製品保証は、製品の初期不良だけでなく、正しい使用にもかかわらず発生した問題に対する保証を指します。
施工保証
施工保証は、塗装業者による保証です。保証期間は、塗装された部分の状態や使用された塗料に応じて変わります。
メーカー保証
メーカー保証は、塗料メーカーによる保証を指します。これは外壁塗装工事で使用された塗料だけでなく、塗料メーカーの指示に従った工事や処理にも保証が提供されます。
埼玉県の塗装業者事情
埼玉の塗装工事事情に焦点を絞り、その具体的な特徴やポイントについて解説していきます!
埼玉県の気候・外壁塗装
外壁塗装や屋根塗装は、その日の気温や湿度の影響を大きく受けます。
気温や湿度によっては、外壁塗装を行うことができない場合もあります。
一般に以下のような条件下では、外壁塗装や屋根塗装を行うことはできないとされています。
・気温が5℃以下または35℃以上
・湿度が85%以上(雨の日も不可)
・強風の場合
埼玉の気候は比較的温暖で、冬にはほとんど降雪がありません。つまり、塗装作業が制限される季節はほとんどありません。
ただし、夏の暑さがピークとなる8月は、温度や湿度が高いことがあり、十分な乾燥ができず、施工不良のリスクが高まる可能性があります。そのため、この時期の塗装は避けた方が良いでしょう。
また、雨が降ると塗装作業は行えませんので、梅雨の時期の施工にも注意が必要です。
「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。